Monday, January 30, 2012

Day 7

久しぶりのブログ更新。リアンの治療日記が6日目で
泊まっていました。7日目から、また書き始めます。




7日目




今日はとても忙しい一日でした。土曜日だから、ダンナ様のお仕事もお休みかと思い込んでいたので、子供の週末の計画なんかも二人で分かち合おうというつもりでいたのに、ダンナ様が仕事だったら、一人でやんなきゃー。

子供達も、結構忙しくって、連れて回るの大変なんです。
12時から2時半は、娘が誕生日会に誘われいて、会場まで行くのに20分かかる。
1時から3時は、長男がポケモンカードクラブに行くということ、
3時から4時半は、私がリアンの靈氣施術を予定していて、
5時から7時は、私がクリスマスのイベントで靈氣を紹介する予定。

午前中だけでもゆっくりでよかった。


なんとか一人で、子供達の送り迎えを終えて、リアンの家の駐車場に
車を止めるところまでたどり着いた。

「今日は、土曜日だし、冬休みも始まったことだし、リアンの子供達も家にいるんだろうな。」
なんて思いながら、ドアの方に向かったら、いつもだったら自分で開けて入っていくドアが、中からスーッと開いた。


「あ、やっぱり子供達、家にいるんだー。」
と思いながら、ドアに近づいて、驚いた。


ドアを開けてくれたのは、リアンだった!
いつもはパジャマ姿なのだけど、今日はパーカーとジーンズに着替えて、髪の毛も
いつもよりもクルクルしてて、顔色はいつもよりもピンク。


私があまりにもビックリした顔をして、言葉も発しないから、リアンは


「あら、ごめんなさい、驚かしちゃった?」


嬉しさと感動のあまり、声も出なかったのだけど、一息置いて、
「い、いや、感動しただけ。。。」
って涙が出て来てしまって、抑えるのが大変だったー。


ほんっとびっくりしたんです。いつもドアを開ける時に、
”いつかリアンが中からドアを開けてくれるといいなー。”って思ってた
のだけど、こんなに早く実現するとは。


昔の日本だったら、玄関に来て、ノックして、ドアを開けて
「ごめんくださーい。」とか、「お邪魔しまーす。」とかって、客が
上がり込んでくることってよくあったけど、カナダじゃ、客人が勝ってに
ドアを開けるなんて、考えられないんです。だから、自分で勝ってに
上がってくるのが、なんか失礼な感じもしてたんですよね。



誰かが中からドアを開けてくれるということが、こんなにも嬉しく
思ったことは、今までありませんでした!!! こんなシンプルなことが、大切だって
気づかせてくれただけでも、感謝感謝。


むかーし、主人と住み始めた時(当時は、まだボーイフレンド)、彼が仕事から
帰って来たときの、
「タダイマー。」の言葉が、あんなに優しくて暖かいものだってこと、
気づいた時の気持ちをすっかり思い出しました。
”ただいまってことは、誰かが私の所に帰って来てるんだ。”ってほんわか
思ったんですね。




ただいま、おかえり、っていう会話は、家庭の中では一日何回も聞く会話で
すっかり当たり前になっているのだけど、これって家族が居ないと成り立たない
会話だってこと、知ってました?


その昔、一人暮らしを余儀なくした時期があったからこそ、この
「ただいま」の暖かさに気づくことが出来たんです。あの独ぼっちの寂しさを
味わったからこそ気づくことができたことのうちの一つ。


話はそれてしまいましたが、ドアの所に立っているリアンをみて、
「すごーい!」って言うことしか出来なかった私に、リアンは
「今日はシャワーを立って浴びることができたし、普通の服に着替えたし、
ほんと気分いいわー!」って。




その後、いつもの様に靈氣のセッションを始めましたが、今日は特別
変わった感覚もなく、リアンは気持ち良さそうに眠っているだけでした。


リアンの様子を説明するのは、私の家族の中の日常会話に頻繁に出てくるように
なっています。

家に帰って、子供達に
「ちょっと聞いて!」


長男、
「何、なに?」


私:「リアンがねー、」


長男:「待って、待って!当てさせて! 階段登ってた?」
私:「違う!」
長男:「子供達と遊んでた?」
私:「違う!」
長男:「料理してた?」
私:「違う!」
長男:「あー、教えて〜!」




「リアンね、ドア開けてくれた。」